じぶんごと化してくれる仲間に支えられてMY PROJECTはOUR PROJECTへ〜HOPE100、おかげさまで間もなく50回


あれからもう、8ヶ月になる。


3月11日から3日間。家でテレビばかりを観ていた僕は、「テレビだけ観ていて、俺は何をやっているんだ」とハッとした。「自分にできることを“最大限に”やろう」、そう考えた僕が選択したのは、得意なことに時間を注ぐことだった。より多くの人の力を”つなぐ”こと。3月14日、知り合いの講師ができる人たちに一斉にメールした。3月18日にサイトを立ち上げた。3月19日に第1回目のチャリティセミナーを開催した。1/100。参加費が100%寄付になるチャリティセミナーを100回やる。HOPE100はこうして始まった。


みんなの力をつなぐこと。そうは言いつつも、最初の1ヶ月はほとんど1人で突っ走っていたと思う。でも、気がついたら、助けてくれる人が周りにたくさんいた。セミナーに参加してくれる人、何度も参加してくれる人。ひとを集めるのに力を貸してくれる人、PRを助けてくれる人。会場を貸してくれる人。カメラマンをしてくれる人。twitterで実況してくれる人。3月19日は、僕ひとりで、受付をし、司会をし、片付けをしたけれど、今では、何人もの仲間がそれを助けてくれている。講師に手を挙げてくれる人もたくさん現れた。講師を紹介してくれる人もたくさん現れた。東京以外でやるよと手を挙げてくれる人も現れた。一緒にやろうとコラボ開催してくれる人も現れた。


ぼくも人間だから、くじけそうになることがあって、それでもこうして続けられるのは、励ましてくれる存在、応援してくれる存在があるから。それが、どれだけ自分の支えになり、力になるか。いや、いろいろ難しいこともあるけれど、助けてくれる存在は有り難い。だから僕も、被災地に少しでもと目を向け、力を注ぐ。困っている人がいたら助け、がんばっている人がいたら応援する。そのポリシーは今年より固くなった。


そばにいると、力を借りることが少し「当たり前」と勘違いしてしまう自分がいて、ハッとする。運営ボランティア。僕は、あえて「ボランティア」ではなく「仲間」と呼びたいけれど、いつも支えてくれる、圭くん、のんちゃん、原さん、野村さん、もときくん、菅野くん、本当にいつもありがとう。助けてもらってる分、ぼくも何かあったら、駆けつけますから。



さて、そんなHOPE100が間もなく通算50回。最新回は来週の11月24日。第47回目を迎える。実は、今回から、新しい仲間が加入。僕がもう1つ関わっているプロジェクト、ソーシャルシフトの仲間である野田さんと、ソーシャルおじさんのニックネームで知られる徳本さん。野田さんには、企画・プロデュースを、徳本さんにはPR支援を協力頂くことになった。


早速「じぶんごと化」して、こんなブログまで書いてくれている。

Casual に震災復興しませんか?チャリティーセミナー、HOPE100やります!|Learn by doing「これから」のネットとCommunity

女。MGの日記、玉置沙由里さんとトークイベントします!|ソーシャルおじさん徳本昌大のソーシャルコミュニケーション最前線


僕は前に、Like with action. 〜いいね!の先にあるもの。いいね!だけでは世界は変わらない。という記事を書いたけれど、こんな仲間たちと接していると、それが身に染みてくる。


HOPE100を知っている人に会うと、「何回までいきました?」と声をかけてくれる。「もうすぐ50回です。」と答えると、「もう、そんなに!」と言ってくれる人、「やっと、半分だね。」と言ってくれる人、さまざま。


でも、じぶんごと化してくれる人たちのおかげで、MY PROJECTとしてはじまったHOPE100は、いよいよ本当の意味でOUR PROJECTになってきたのかなあと思う。MY PROJECTは僕が止めたら終わるけど、OUR PROJECTは僕が止めてもきっと、終わらない。


いや、僕ももちろん、やめません。続ける。でも、そこに集まる「みんなの力」はきっと、次の何かの「危機」が起きた時にも力となるはず。僕はそう信じてるんです。


ここに全員の名前を書ききれないのですが、支えてくれているみなさんに、改めて心から感謝します。HOPE100は、50回、そして、100回に向けて進んでいきます。この生態系が今後どう変化していくかに、誰よりも僕がワクワクしていますが、今後も「ぼくら」のプロジェクトにご期待ください。


いつも本当にありがとうございます。



※写真は、たくさんの人が駆けつけて下さったHOPE100×神宮外苑花火大会大交流会(2011.8.6)の時の写真です。