いまだから感じられること。若者だからできること。〜「明日」のために、どうか力を。


今年のクリスマスは被災地で過ごすことに決めた。学生や若手社会人と一緒に東北へ。この夏、実施したクリエイティブの可能性・東北合宿の第2弾。僕はそれを取りまとめるバトンを引き継いだ。


もう今年もあとわずか。2011年を振り返るとき、日本中のほぼ全ての人が3.11を思い出すと思う。それぞれに、それぞれの感じ方で。


どうして、僕がこの合宿のバトンを引き継いだのかといえば、それは間違いなく、それが明日につながることだと思えるから。同じ時代に、同じ国で何が起き、何が変わったのか。その事実に正面から向き合うこと。五感すべてをつかって感じること。それが、きっと明日を担う若者たちにとって、将来大きな意味を持つと信じるからだ。


そこには原体験がある。大学入学前の春休み、高3の僕は神戸にいた。阪神大震災から2ヶ月経って訪れた神戸で、僕はボランティアをしていた。僕ができたことはとってもとっても小さかったけど、あのとき、感じた情景は今でも脳裏に焼き付いていて、被災者のおばちゃんからもらった一言ひとことは今でも耳に残っている。「なーんにもなくなっちゃったわ。兄ちゃん、手に職はつけるんだよ。」この言葉。今でも仕事のことを考える時に必ず思い出す言葉だ。


夏に一緒に行った学生も、それぞれがそれぞれに心を動かされた。だから、その後、彼らは、それぞれに色んな動きを始めた。ある者は出会ったおっちゃんを応援したい一心でこの数ヶ月何度も東北を訪れた。またある学生は月に1回、東北の食材を使った1日店長をやることを決めた。また、ある者は震災プロジェクトの事務局をその後も続けた。などなど・・・。


とってもとっても寒いこの時期。しかも、クリスマスを挟む三連休というこの日程に集まるメンバーだから、きっとまた彼らもいい経験をしてくれるものと僕は信じている。今回は、自ら手を挙げてくれた高校生が4人、東京発のこの合宿に、関西から交通費を自腹で払って駆けつけてくれる学生もいる。


あっという間に定員の40名を越えたけれど、学生にとって、3万円弱という今回の参加費は決して安くない。(関西から参加するメンバーはこれに東京までの交通費が加わる。)それでも参加する決意をしてくれた彼らを僕はこれから心から応援したいと思う。参加者は満員御礼となった今、僕が旅に出る前にもう一つがんばりたいのは、彼らの負担を少しでも軽くすることだ。


決して、「お金」だけが理由ではない。応援してくれる人の存在、報告すべき人がいるということが、どれだけ彼らの旅を後押しするか。みなさんの代わりに被災地にかけつけた若者たちが現地を支援し、現地の様子を外に向けて発信する。そして、現地で心動かされた若者たちが、次のアクションを始める。この合宿は、ただ実行することがゴールではない。明日を創る若者の背中を押すことが、この合宿をやる目的。


このクリスマスに東北を訪れる若者たち。きっと、今後クリスマスの度に今回のことを思い出してくれると思うんです。身銭を切ることも大切なので、決して1万円より安くするつもりはありません。もし、余った分があれば、それを原資に、合宿第3弾を開催して、さらに「つづける」ことを、僕はお約束します。


だから、何かと入り用の12月に大変恐縮なのですが、どうか、みなさん。若者たちを応援してあげてはもらえないでしょうか。


1口5,000円〜支援金を受け付けております。お力添え頂ける方は、どうか下記の口座よりご支援をよろしくお願いいたします。

※お手数ですが入金後、私中島までメッセージを頂ければ幸いです。学生たちにきちんと御礼の気持ちを伝えさせたいので…。前回もそうしていましたが、そういうのも含めて学びになればと思っています。

さわやか信用金庫・麻布支店(012)・普通1210009
名義:ナカジマアキラ